ヴィラ・ビアンカ
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ぜんけい 1983年の11月に氏家事務所の先輩達と見に行きました。この時はヴィラ・モ デルナ,ヴィラ・セレーナなど坂倉シリーズをみた後だったので余計に骨太に見えました。設計者の堀田英二氏は、他にも大洗パークホテルとか石田邸があるよ うです。(新建築1981年臨時増刊-日本の建築家-)都市における集合住宅のありかたのひとつのモデルだと思います。
全景 写真からも分かると思いますが、上下の住戸を交互に 積み重ねるように配置してルーフバルコニーをたっぷり確保し居住者に潤いのある空間を提供してます。狭い敷地,面積の制限などの中でも工夫次第でこれだけ のことができるいい見本です。結果としてバルコニーは緑ある空間になってます。この形だけで作者が、都市生活者にも快適な光とみどりの環境を、と考えてい たのだなとストレートに伝わってきます。
外観アップ この写真からは上記のような考えが達成されてる様子が分かります。今の言葉でいえば環境共生住宅,健康住宅という概念をこのころ既に 持っていたということですね。ただ、壁面といえるものはほとんどなくサッシのみで構成されてるようです。断熱的にはちょっときついだろうな..それと結露 もちょっと心配ですが..そんな心配はあるのですが、このあたりどう解決してるか詳細をみてみたいとこです。


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