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●建築概要 東京都江戸川区 監修・設計協力---田澤郁夫 施工------吉原組 用途------寺院・住宅 第1種住居地域/準防火地域 延べ面積----439.10m2 建築面積----279.46m2 構造・規模--鉄骨造 3階 最高高さ----9.95m 外壁----ALC版 複層仕上塗装 屋根----耐候性フッ素樹脂塗装ガルバリウム鋼板 |
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以前の本堂はRC平屋でしたが、屋根との取合
いが実にきれいに出来てました。出来るだけ、その雰囲気を継承しようとしましたが、建物配置等の制約で軒があまりだせませんでした。 正面はALC版の上にファインウォールデコ仕上です。この雰囲気も従前をだいぶ意識してます。左の松は景観的にも是非残そうと決めましたが、工事的にはだ いぶ苦労したところのようです。でも、出来てみれば残せてよかたっと思います。どうです..松との組合せが秀逸ではありませんか。 |
東側、道路からの眺めです。この面と北側が最も見られる面となります。
納戸の小窓は個数やや多くしてリズミカルに見えるように工夫しました。自然排煙も兼ねてます。 道路沿いは外構もフェンズでなく生垣にしてセキュリティと景観に配慮しました。生垣はイヌマキ、高木にシラカシ、ウメ、シダレザクラ等を配置してます。 |
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北側からの眺め。 こうしてみると、やはり電柱は邪魔に見えますね。2,3階は住宅部の窓です。 |
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西面 こちらも道路沿いはずっと生垣です。高度斜線でセットバックして出来たバルコニーを物干場として利用してます。 西面は複層でも |
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本堂正面 須弥壇の手前に瓔珞(ようらく)を吊るので3.5mの天井高さが必要になります。実は、これが断面構成の条件を決める事になりました。大梁を逆にしてつな ぎの梁成を小さく押さえて..断面計画の要のところでした。出来上がってしまうとそんな素振りも感じさせません。 |
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本堂入口 建具も大型になって来たので、ハンガーで吊ってます。両面組子で和紙調ガラスを挟んでます。 壁、天井ともに珪藻土仕上です。いがいと吸音効果もあるようです。講話用にスピーカー設備を付けてあるのですが、音はいい感じに聞こえます |
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本堂から納戸入口 この建具も両面組子+和紙調ガラスです。5枚の建具を全部右側に引込んで、全開放できるようになってます。行事によって人数が多くなる時などに納戸も使う 事が出来るようになってます。 畳は、和紙畳を使用してます。そのおかげでか、イグサの匂いはありません。当然ですが..。 |
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書院 奥の正面は床の間。10帖2室と7.5帖の計3室を襖で仕切ってます。行事によってはこれもはずして階段室に収容します。 |
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書院 上部のランマは住職さんからの支給品です。なかなかいかしてますよね。 奥のガラス戸の左側が階段室になります。 |
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書院 床の間 |
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廊下 廊下も壁・天井ともに珪藻土仕上。 床のカリンがいい感じです。あずま障子も室内の気配を感じられるように工夫してあります。 |
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住宅部リビング リビングも壁は珪藻土。天井はヒノキ本実板。窓側は間接照明とカーテンボックス兼用としました。やや、小屋風の雰囲気作りに木製の梁を取付けてます。 |
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住宅部リビング天井 木製梁と天井の様子。 写真では解りにくいのですが、リビングに面した障子は半透明のワーロン紙を交互に変えてます。 |
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3階 納戸 床の杉板がなかなかです |
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